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親指シフト（NICOLA仕様配列）のタッチタイピング練習を今月からスタートさせた。

親指シフトは、日本語の文章を効率よく快適に入力することを目指して考案されたキー配列の一種である。

そして、NICOLA（ニコラ）は、日本語入力コンソーシアムが親指シフトに改良を加えた仕様である。

親指シフトは、親指とその他の指とで2つのキーを同時打鍵することにより、「ローマ字入力」の守備範囲なのに、「JISかな入力」のように1打鍵で1文字入力できる。

日本語を入力する時によく利用する記号！？「」（）などや、数字の入力の際に、入力モードを切り替えなくても構わないのが大きな特長だ。

2010年11月22日に、以下の文章を加筆修正した。

親指シフトで入力するためには、親指シフト用のキーボードが必要になる。

しかし、一般的なキーボード（JIS規格の日本語キーボード）でも、エミュレータソフトでキー配列を入れ替えることにより、親指シフトでの入力が可能になる。

キー配列を変更できるエミュレータソフトは複数ある。その中で、タイプウェルを使ってのタイピング練習ができるエミュレータソフトを、3つ紹介する。

フリーウェア（無料）

DvorakJ
『DvorakJ』は、俺が今使っているエミュレーターソフト。メジャーな配列からマイナーな配列まで、多種多様の配列に対応している。また、独自のショートカットキーを設定出来るなど、多機能でかなり便利。おすすめだ。
やまぶき
『やまぶき』は、親指シフト入力に特化した、エミュレーターソフト。NICOLAや飛鳥配列など、親指シフト入力だけを利用する人には、こちらがおすすめ。

『やまぶき』と『やまぶきR』の2種類がある。

『DvorakJ』と『やまぶき』のどちらも、32bitと64bitのOSに対応している。

シェアウェア（有料）

姫踊子草
『姫踊子草（ひめおどりこそう）』の値段は1600円。機能制限なしで約3週間試用できる。

『姫踊子草』は、64bitのOSには対応していない。以前はこのソフトを使っていたが、『Windows7 64bit』にしてから動作しなくなったので、『DvorakJ』に乗り換えた。

俺がNICOLAのキーの位置を覚えるために使用したソフトは、富士通の「親指シフト練習ソフト」だ。無料で使用できる。

「親指シフト練習ソフト」の入門編と初級編で、キーの配置や基本的な親指シフト打鍵方法を覚えた。

タイプウェル（国語Ｋ）を使って、NICOLAのタイピング練習する為の設定方法を、各ソフトごとに説明する

「キーボード」→「日本語入力」と進み、日本語入力用配列の欄で、参照ボタンを押す。
「data」→「jp」→「NICOLA 配列」→「NICOLA配列規格書版」と進み、いずれかのファイルを選択する。俺の場合は、「NICOLA配列（SPACE、変換）.txt」を利用している。
日本語入力の設定の欄で、「日本語入力用配列を常に使用する」と「かな入力用の設定で日本語入力用配列を使用する」にチェックを入れる。
「キーボード」→「入力全般」→「間隔」と進み、「文字の表示を何ミリ秒待機するか (0---500)」で好きな数字を選ぶ。俺の場合は、100ミリ秒にしている。

4番目の項目の「待機時間」は、親指シフトキーと文字キーの同時打鍵を、何秒まで同時と判定するかを意味している。

待機時間を短く指定すると、同時打鍵の判定が厳しくなる。逆に長く指定すると、単独打鍵した後にスペースキーで変換しようとした時に、同時打鍵だと判定されてしまう。設定を変更しながら、最適な数値を探そう。