ごんたのお気楽な毎日

以下続き

前回の対戦が、ポンサクレックとの大一番、それを乗り越えて、初めての日本人と対戦する亀田大毅を迎えての今日の試合、改めて熱い試合、途中では、もう、激しくもみ合う所もありましたが……。

はい、あのー、もみ合う、もみ合う、えー、クリンチしたら投げ飛ばされるから、どうしても転んじゃってね。

えー、あのー、思った以上に、えー、大毅選手はやりにくかったですね。

あのー、パンチ、もっと楽に当たるかと思いましたけど、さすがに練習してるだけあって、あの、なかなか当たらなかったです。

えー、えー、ですが、えー、前回のポンサクレック戦、ポンサクレック前チャンピオンと比べると、全然弱かったです。

世間の注目度は大変高いものがありましたこの一戦です。

正直、あのー、「内藤勝つ」と言われて、プレッシャーは相当ありました。

えー、ある意味、前の試合よりは、えー、ちょっとー、あのー、力んだり、えー、プレッシャーのせいで、あの、出来がいまいちだった気もしますが、まあ、とりあえず勝ててよかったです。

「国民の期待に応えます」というキャッチフレーズも使っていましたが……。

はい、えー、まず、亀田に黒星をつけたということで、国民の期待には少し応えられたと思います。

これから、初めての防衛戦を乗り越えて、いよいよ防衛ロードを歩んでいくわけですが、これからの目標は？

はい、えー、とりあえず今は、ゆっくり休みたいです。

その後は？

えー、そ、そ、そ、そ、そうですね。えー、まあ、ゆっくり休んでから考えたいと、おー、思います。

それでは集まってくださったこれだけのファン、そして、全国でこのテレビをご覧になっているファンの皆さんに、最後に一言お願いします。

そうですね。あのー、僕は、あのー、皆さん、応援してくださる、えー、皆さんのおかげでですね。あのー、頑張る力が湧いている自分だと思っています。

えー、本当に、あのー、応援してくださる皆さん、ありがとうございました！

以上、初防衛に成功しました、内藤大助選手でした。

勝利者インタビューを聞いた感想

「世界チャンピオン対世界ランキング14位」という勝って当たり前の状況、そして、「亀田大毅（亀田三兄弟）の負ける姿が見たい」という大勢の人たちによるプレッシャーからの開放感、期待に応えられたという安堵感と達成感が伝わってきた。

戦前、亀田大毅に罵詈雑言を浴びせられ、プライドをずたずたにされた内藤大助は、試合中、何度も反則行為を受けながらも、真っ当な手段で戦い尽くし勝利した。

そして、インタビューでも、まずは亀田大毅を「予想外に手ごわかった」と敗者を称えた。人間が良く出来ていると感じた。

悪行の限りを尽くした亀田大毅を一旦持ち上げておいて、「前チャンピオンより全然弱かった」と、自分のファンやアンチ亀田の人たちを喜ばす事も忘れていない。最高の答えだと思った。

気になること

スポーツ等で、よい成績を収めたり勝利したばかりの人に対して、「今後の目標は？」という質問をすることがよくあるが、こういう質問は選手に対して酷な質問だと思う。

目標の為に自分をとことん追い込み、必死で頑張ってきて、その目標を達成したばかり人は、達成感による興奮で、燃え尽きたような心理状態だと思う。

そんな状態の人に対して、次の目標を聞いたって、まともに答えられることはないだろう。

内藤は、次の目標を聞かれた時に、パニックになって言葉が詰まっってしまったが、これは仕方ないことだと思う。

大きな目標を達成した時ほど、次の目標を定めるのは難しいのじゃないだろうか。

選手を褒め称え、勝利の余韻に浸らせてあげればいいのにと、インタビューを聞くたびに思う。

関連記事

1. 亀田興毅がライトフライ級世界王座獲得！
2. (再戦)亀田興毅対ファン・ランダエタの結果
3. 内藤大助が亀田大毅に判定勝ち

関連記事

• テレビで東野圭吾の映画『手紙』がやるぞ (2007/12/22)
• 中日ドラゴンズが53年ぶりの日本一に！ (2007/11/01)
• 亀田戦後の内藤大助へのインタビュー全文 (2007/10/14)
• 内藤大助が亀田大毅に判定勝ち (2007/10/11)
• 『ピューと吹く！ジャガー』の実写映画化 (2007/09/22)